無職と1クールアニメ

「明日休みならアニメみよう」をコンセプトに1クール完結アニメを紹介。ネタバレはありません。

スマホ認知症とは?アニメと絡めてわかりやすく紹介

突然、同棲中の彼女から「これやってみて」と言われた。

NHKオンライン

認知症て」と一蹴しようとしたが、彼女の顔は「やらないと終わらないから」と物語っていた。

嫌々ながらも、やってみた結果がこちら。

11個にチェックがついた。

だが、監視された中でやったのでジャッジはかなり甘め。

近くにいる相手にこそヤバいと思われたくない心理から。

 

危険度「中」

 

なんかヤバそうな気もするし、大丈夫そうな気もする。

 

いや、待て。

これは何を測るチェックリストなのか?

そもそも、スマホ認知症とは何なのか?

響きと設問から判断するに、「スマホを触りすぎると認知症の発症を早めますよ」的なことを言いたいのだろう。

やったらやりっぱなしは性に合わないので、その辺を調べてみよう。

スマホ認知症とは

スマホ認知症は記憶力・集中力の低下や注意力の散漫、言語障害のような認知症と同じような症状が発生します。

出典:スマホ認知症とは?スマホ認知症の危険性や予防方法を徹底解説! | 健達ねっと

学研が運営する「健達ねっと」の定義によると、スマホ認知症とは「スマホの使用によって認知症と同じ症状を発生する」こと。

まあ、予想通り。

脳に異常をきたすと、当然そこから信号を受け取って動く四肢にも不具合が生じる。

スマホ認知症×アニメ

スマホ認知症」や「スマホ依存症」を風刺的に描いたアニメーション作品がある。

TABI LABO

Steve Cutts監督によるモノクロ映画。

この作品は、アメリカのミュージシャンMobyのプロジェクト「Moby & The Void Pacific Choir」の一環で発表されたMVにある。

プロジェクトそのものが、現代社会のシステムに対する怒り・憤り・苛立ちを表現しており、直接的な描写も多い。

www.youtube.com

各々がスマホ画面に夢中になる群衆からスタート。

群衆に揉みくちゃにされキョロキョロする少年が、どうやら主人公みたいだ。

「一人だけスマホを手にしていないから目立つ」という描写は、まさに現代を皮肉るあるある。

ズームアウトされる世界。

周囲を囲むビジョンにも、スマホをいじる人たちが映し出される。

もちろん、群衆はその広告に気づくはずもない。

誰にも見られることなく垂れ流しにされる映像。

電車を乗っていても、ほとんどの人がスマホ画面を見つめ、誰にも注目されない映像広告を現代の日常を想起させる。

スマホ中毒者たちが、次々にマンホールの底に吸い込まれる。

何より皮肉なのが、マンホールの脇にいる男性。

事故を未然に防ぐためにいるべき彼もまた、スマホ中毒者。

道路の壁に書かれている”These systems are falling”には、「システムの崩壊」と「落下するようにできている」のダブルミーニングになっている。

 

スマホが及ぼすのは、肉体的な影響にとどまらない。

さまざまな場面でモラルの低下を引き起こす。

暴力性の促進、クチャ音の増大、過激の追求。

スマホが人類をディストピア(世紀末)へ導いてるように感じてきた。

どうすればいいのか?

このままスマホを使っていると、ヤバいことは分かった。

そう想ったのも刹那。

気づけば、YouTubeの関連動画を見始めていた。

「習慣とは、最も強力な武器」

ナポレオン・ヒルあたりの著書にあった言葉を思い出す。

 

要は、「気づけばいじる」という習慣をやめて別の習慣を作るしかない。

それしか、スマホ認知症を防ぐ手立てがない。

ということで、ネットに載っている「スマホ断ち」ノウハウを一通り実践してみた。

実施期間はバラバラで臨床的な信用性はないので、先に伝えておく。

自分の主観に応じた効き目ごとにまとめてみた。

()に書いているのは、効果を感じられない理由。

スマホ断ち方法(効果別)

ほぼ意味ない

  • 通知を完全オフにする(通知がなくても自分から見に行く)
  • スマホ画面をグレイスケールモードにする(時間が経てば暗さに慣れる)
  • アプリを整理する(時間のムダ)
  • バイブレーションをオフにする(前からやってた)
  • ガラケーにする(仕事上、無理が出る)
  • スマホカバーを手帳タイプのものにする(ほぼ効果なし)
  • 充電を1日1回にする(心配だから充電してしまう)

限定的だが効果あり

  • 見えない場所にスマホを置く(調子が良いときはできる)
  • スマホを一切使わない時間を設ける(調子が良い日はできる)
  • スマホ断ち用のアプリを利用する(最初はいいが、途中から利用しなくなる)
  • リアルのコミュニティを複数もっておく(人を選ぶ)

持続的な効果あり

  • 週に1度、スクリーンタイムを共有する
  • 目覚まし時計を買う(寝る前/起きた後、持ち込まなくなる)
  • 一定時間スマホを預ける
  • スマホをいじる前にアラームをかける

 

全部で15個の方法を実践した。

そのほとんどが、「ほとんど効果がない」もしくは「一定期間のみ効果あり」。

抜本的なスマホ断ちに繋がりそうなのが、4つ。

4つの方法に共通しているのが「時間」。

結局、スマホをいじるのは「時間」が有り余っていることが原因。

極端に言えば、スマホをいじる暇を無くせばスマホ依存から抜け出せる。

だが、稼働時間の全てが予定で埋まっているのは、イーロン・マスクか全盛期のピンクレディーぐらい。

彼らのような分刻みのスケジュールを立てることは、一般人には無理。

 

目指すべきは「パーフェクト」ではなく「ベター」。

そのために必要なのが、「恥じ」と「限定」。

「恥じ」とは、スマホの操作時間を晒すこと。

自分は、週に1回友達と英会話をしている。

相手もスマホをいじりすぎる悩みを抱えていたので、ある時それぞれのスクリーンタイムを発表し合うことにした。

自分も相手も、貯金額を見られるぐらい恥ずかしかった。

お互い大きな差はなく低次元での励まし合いをしたが、この時に感じる羞恥心の利用価値を感じた。

それから約2カ月続けている。

共有する前から約20%使用時間が減少した。

やはり、「恥じ」は人を変える強い原動力となる。

 

もう1つは、用途の「限定」。

目覚まし時計を買った。

あと、自分はラジオが好きなので小型ラジオを買った。

これだけ。

スマホに依存する大きな要因は、便利すぎるから。

あの小さな箱1つで、ありとあらゆることが出来てしまう。

だから、スマホでできることを少しずつ外に出す。

時間を見る→腕時計、アラームをかける→目覚まし時計、調べものをする→パソコン

特に、目覚ましの「外注」は超重要。

目覚まし時計を用意するだけで、睡眠前後のスマホいじりがなくなる。

もちろん、「ベッドにスマホを持ち込まない」というルールが必要になるが。

自分のベッドサイドは、かなり狭い。

目覚まし時計を置くと、スマホか本のどちらかしか置けない。

スペースが限定されると、自然と選択を迫られる。

「読書をご褒美」だと感じる自分は、本を選択する。

「一日の最初と最後に触れるのはスマホ以外」というルールを作って、ゲーム感覚でやってみるのも良い。

これは、生まれたてのヒナの刷り込みと同じだと考えているため。

最初に目に入ったものを親と認識するように、最初に触れたものを親近感を湧くように脳を騙す。

また、「これだけは守った」という達成感を一日の最初に感じられるのは大きい。

スマホを題材にしたアニメ作品

アニメブログであることを忘れ、ついつい真面目に書いてしまった。

名誉挽回になるか分からないが、最後にスマホを題材にしたアニメ作品を紹介。

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