シンギュラリティとは?アニメと絡めて分かりやすく紹介
AIはすでに人の手を超えている——日本で唯一シンギュラリティに到達した企業が考える2045年の世界とは?
出典:AIはすでに人の手を超えている——日本で唯一シンギュラリティに到達した企業が考える2045年の世界とは? | Ledge.ai
シンギュラリティはいつ起こる?言葉の意味やエンジニアへの影響は?
最近よく耳にする機会が増えた「シンギュラリティ」。
また、SF作品では「シンギュラリティ計画」という名前で聞いたこともある。
なんとなく理系の響きがあって、取っつきにくいイメージを持つ。
だけど、、、逃げちゃダメだ
鬱にならない程度に、かるーく理解を試みる。
シンギュラリティとは
まずは、辞書的な定義から。
技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語: technological singularity〔テクノロジカル・シンギュラリティ〕)またはシンギュラリティ (singularity) とは、技術哲学・科学哲学・未来学等において、テクノロジーの進歩が制御不能かつ不可逆的になり、人類の文明に予測不可能な変化をもたらす仮想的な未来の時点であるとされる。発明家にして思想家のレイ・カーツワイル[1]によれば特異点とは、技術的「成長」が指数関数的に続く中でAIが「人間の知能を大幅に凌駕する」時点であり[2]、これを推進することは「本質的にスピリチュアルな事業」だと言う
出典:Wikipedia
なにやら、難しそうな言葉が並ぶ。
噛み砕いて言うと、
こんな感じだろうか。
まあ、よくSF作品で見る「暴走したAIが人類を支配する時」を「シンギュラリティ(技術的特異点)」と呼ぶ。
今のところは、これくらいにしておこう。
なぜ、2045年が出てくる?
冒頭に引用した「AIはすでに人の手を超えている——日本で唯一シンギュラリティに到達した企業が考える2045年の世界とは?」内にも、2045年が登場する。
他にも、AIやIT系の記事では顔を見せる「2045年」。
シンギュラリティとも無縁ではなそうだ。
現時点では、2045年に「シンギュラリティ(AIが人類の知能を超える)」がやってくると考えられているそう。
これは、アメリカの数学者ヴァーナー・ヴィンジが提唱した説で「2045年問題」と呼ばれている。
「AIが人類の知能を超える」は、問題なのか?
「AIがプロ棋士を破りました」「全職種の●%以上が、AIによって取って代わられる」的なニュースは、毎日のように見聞きする。
AIが人類の知能を超える
「今更そんなこと言われなくても、分かってるけど?」
そう思ってしまうのは、自分だけだろうか?
「2045年問題」というぐらいだから、何かしら問題なんだろう。
調べた感じ、自分たち人類が受けるとされる悪影響はこんな感じ。
- 仕事がなくなる
- 働かなくなる
- 人間らしさを失う
- AIに完全支配され、人類が奴隷になる
まあ、極端に言えば「人類みんな、人間らしさを失ったニートになる」かもしれないってこと。
ただ、「シンギュラリティ」も「2045年問題」も、あくまで予測に過ぎないとの見方がほとんどらしい。
まあ、政府や学者たちは「●●かもしれない」と危機感を煽るのが仕事だから、過剰に怯えなくても良いかもしれない。
「今の仕事は、自分にしかできないことなのか」「スマホをいじり続けるのを何とかしないといけない」など、日常生活レベルで改善していけばいいじゃないだろうか。
アニメ×シンギュラリティ
では、最後にアニメと絡めて理解を深めよう。
「シンギュラリティ」をテーマにしたアニメ作品には、以下のようなものが挙げられる。
これの作品で描かれる、シンギュラリティの良い/悪い影響を見てみよう。
シンギュラリティの良い影響
家事をしなくても良くなる人類
アニメ『イヴの時間』では、アンドロイド(人型ロボット)が家事をやってくれる。
人間と区別するため、リングを頭に表示し無表情で人間に奉仕する。
アンドロイドに精神依存する「ドリ系」と呼ばれる人々が確実に増え続け、それが大きな社会問題として描かれる。
人間とアンドロイドを明確に分けようとする社会に、両者を区別しない空間「喫茶・イヴの時間」が存在する。
そこには、様々な人、人らしいモノが思い想いの時間を過ごす。
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衰えない肉体を手にする人類
『攻殻機動隊』シリーズ中では、「義体化」という造語が存在する。
肉体をサイボーグ化することで、ほぼ不滅の肉体を手にすることができる。
現在でも既に、「視覚の義体化」は実証されている。
Ocumetics Technology社は、瞳のレンズ部分を取り外し、代わりに生体工学レンズを移植することで、視力を一気に回復させる技術の開発に成功したことを明らかにしました。
わずか8分で手術が完了することか、レーシックに代わる新技術に注目が集まっている。
この人口レンズを入れれば、100歳になっても視力1.0を維持できるとのこと。
開発に携わったGarth Webb氏は、「眼球の成長が完全に止まる25歳以上の人間であれば、たとえどんなに視力が悪くても、レンズを埋め込むだけで回復する」と語る。
今後も、テクノロジーと人体が融合した「義体化」が進む世の中となるんだろうな。
シンギュラリティの悪い影響
ニート化する人類
テレビアニメ『フラクタル』は、人類は働く必要がない世界を描く。
身の回りの雑務は、「ドッペル」(アバター)が全てやってくれる。
暇をもて余した人類は、思い思いの場所でのんびりと暮らす。
人々がやらないといけないのは、一日一回のアップデート。
全てはシステムで管理される世界。
システムに接続できないことは、社会的な死を意味する。
この作品に出てくる「圏外難民」は、システムに接続できる電波を求めてさまよい歩く。
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世界を乗っ取られる人類
映画『サマーウォーズ』では、社会基盤システム「OZ」が意思を持った人口知能によって乗っ取られる。
交通渋滞
システム不全による人の死
人工衛星の不正操作
アメリカ大統領のアバターが盗まれると、核ミサイル発射権限も奪われる。
1つのシステムに統合するリスクが、分かりやすく表象されている。
有名人のSNSアカウントが乗っ取られただけでも大騒ぎする世の中。
人の生死に関わる混乱具合は。想像もできない(したくない)。
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要は、シンギュラリティって?
最後に、今回の学びのまとめを。