おいでませ!無性に餃子が食べたくなるアニメ『ドロヘドロ』の感想や評価
ご覧の通り、血肉が飛びかうスプラッター作品
なのに、腹が減って仕方がない!!
作品情報
制作会社 | |
監督 |
林祐一郎 |
キャスト |
高木渉、近藤玲奈、堀内賢雄、細谷佳正、小林ゆう、高梨謙吾、富田美憂、江川央生、市来光弘、鵜殿麻由、ソンド、稲田徹、三木眞一郎、郷田ほづみ、勝杏里 |
ジャンル | ダークファンタジー・アクション |
繊細なタッチの作画、混沌を極める世界観、個性的なキャラクター、、、
アニメ化不可能と言われた本作が、いかにして映像化に至ったのか。
監督:林祐一郎(『賭ケグルイ』ほか)
キャラクターデザイン:岸友洋(『となりの怪物くん』、『牙狼<GARO>』)
アニメーション制作:MAPPA
『亜人』『進撃の巨人』はじめ、過去のアニメ化不可能作品を手掛けた実績を持つ、スタッフが手掛けた本作。
原作至上主義者の皆さまへ
「批判してやろう」メンタルでどうぞ見てみてください。
世間の評価
4.5/5(9) | |
あにこれ | 3.8/5(332) |
位/1784位 |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
ストーリー | ★★★★ |
作画 | ★★★★ |
キャラ | ★★★★ |
声優 | ★★★★ |
第1話 | ★★★★ |
最終回 |
★★★ |
個人的ベスト
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キャラ 心
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エピソード 第6話「キノコの山は食べ盛り」「はじめてのケムリ」「マンホール哀歌エレジー」
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シーン 二階堂が打ったライナーを捕球するおじいちゃん(第7話)
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セリフ 「うちの家訓はやられたら必ずやり返せ!」(第6話・心)
個人的な感想
スプラッタ作品なのに、なぜ腹が減る?
この作品を見終わった深夜1時。
久しぶりに夜更かしして一気見をした。
気づけばキッチンの前に立っていた。
そして、冷凍庫から餃子を取り出す。
こんな時間に餃子を焼き出すなんて、自分を疑った。
だが、このアニメを見た人が無意識にフライパンを手に取ったのではないか。
スプラッタ
この作品を象徴するキーワード。
血肉が飛び散る残酷な画と餃子に代表するグルメのダブルミーニング。
先日、餃子の王将に行った。
綺麗好きな彼女に店舗のチョイスを任せたため、綺麗目なところで食べた。
美味しかった。うん、普通に美味しかった。
同時に、勿体無いとも感じた。
その違和感の正体は、店舗の衛星具合。
あの店舗は綺麗すぎた。
昔、とんねるずのおかげでした。で一番好きだったコーナーが、きたなトラン。
薄汚れた美味い店を紹介するというもので、取り上げられる店はどこも油まみれな床とキズのついたコップが出てくる。
前回の王将に足りなかったのは、まさに「きたなさ」だった。
ヌルヌルな店内と真っ黒な換気扇。
決して見たくはないが、そうした環境で焼かれた餃子はなぜか美味い。
(最近は大阪王将のナメクジ騒動があったりして、世の中のきたなトランへの風当たりはきついが・・・)
そうした"美味さ"をこの作品は、実によく描いている。
ジブリに代表されるように、名作には美味い飯がつきもの。
スプラッタでありながら、食欲をそそる『ドロヘドロ』はまさに名作であると言えるだろう。
近いうちに、「スプラッタと餃子」みたいなタイトルで一本書いてみようかな。