”年間300本男”がハマった「ダークファンタジー」アニメ10選!
光があれば闇もある。
「悪」「殺意」「復讐」
陰を感じながらも、ついつい引き込まれてしまう。
そんな、ダークな世界観が魅力のアニメを10作品紹介!
「ちょっと重めのアニメを見たい」という方は、どうぞ参考にしてください!
第10位 No.6
理想都市『NO.6』に住む少年・紫苑は、9月7日が12回目の誕生日であった。
だが、その日は同時に彼の運命を変える日でもあった。
超管理社会が舞台の同作。
- 当局に関して不平不満をこぼすと捕まる「不満罪」
- 街の至るところに当局のスパイが散在する「超監視体制」
- 当局に対抗する人たちを徹底隔離する「No.6構想」
「こんな極端な社会なんて実現しないでしょ・・」
いいえ、日本でも似たようなことが現実に起こっている。
2017年に成立した「テロ等準備罪」。
建前は、あくまでテロ行為を企てた者を罰するとなっているが、「テロ行為の企て→国家の反逆→国家への不満発言」というように、拡大解釈される時代がやってくるかもしれない。
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第9位 バビロン
野﨑まどによる日本の小説を禁断のアニメ化。
7話以降は、冒頭に「また、この作品には一部刺激的な表現が含まれます。児童および青少年の視聴には十分ご注意ください。」と表示されるほど、過激な表現を含むクライムサスペンス。
過激注意のテロップが表示されるようになった問題の第7話から。
こちらは、捜査員・瀬黒陽麻が拉致監禁され、曲世愛によって殺害されるシーン。
アニメ史に残る残虐回に、ネットからは「こんなもん地上波で流していいのかよ」「うわあああああああああああああああああ」「マジか、マジか…」などの声が上がっている。
年々、放送コード等の規制が厳しくなっているだけに、こうした異常な作品は放送後も繰り返し残り続けるだろう。
一方で、そうした作品であふれることで世間の理性が損なわれることにならないといいんだが。
第8位 がっこうぐらし!
「まんがタイムきららフォワード」連載中の人気漫画をアニメ化。原作者がシリーズ構成で制作に参加している。かわいらしいキャラからほのぼのを期待してみると・・・!?
個人的に、「アニメ史上最も衝撃的な第1話作品」に推す。
「有名だから見始めたけど、よくあるきらら作品かよ」
などの不満はこのシーンで吹っ飛ぶに違いない。
あまり語ると、楽しみを奪ってしまうようなので画像のみに留めます。
30分経った時には、キャラデザ、セリフ、OP、全てに仕掛けがあったのかと驚愕することだろう。
第7位 ブギーポップは笑わない
原作の『ブギーポップは笑わない』および『夜明けのブギーポップ』の後日談を描いたオリジナルストーリー。
キャストは若手声優、劇団に所属する舞台俳優・子役を中心に構成されている。
構図的には、世界の敵”MPLS”VS世界の守護者”ブギーポップ”。
「能力最強ランキング」などの記事が作られるなど、王道バトルもの要素もある同作。
中でも、水乃星透子の存在は考えさせられる。
人の死が見ることができ、その死のエネルギーを操ることが出来る「ストレンジ・デイズ」という能力を持つ。
その能力である死のエネルギーをストックすることで、肉体を滅びても精神、つまりは魂は生き続けることになる作中屈指の強キャラ。
なにより、厄介なのが彼女の思想。
「人類の精神を一段先に進める『突破』という現象を起こし、それにより人類全員が同じ精神・感情を共有することで優しい世界を築こう」というもの。
「正義とはなにか」「優しさとはなにか」
色々と考えさせられる名作を是非。
第6位 残響のテロル
MAPPA制作で、2014年フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送されたクライムアクション。
オリジナルストーリーで、監督は渡辺信一郎、音楽は菅野よう子の『カウボーイビバップ』コンビが手掛ける。
キャッチコピーは、「この世界に、引き金をひけ。」。
なぜ、彼らは世界に復讐を果たしたいのか?
それは、死んでしまった被験者たちの遺志を叶えるため。
破壊という行為でしか、犠牲になった彼らの遺志に応えることができない。
だが、本当は「自分」という存在を認識してもらいたかったのではないか。
ナインが遺したセリフがそのことを証明している。
俺たちを覚えていてくれ。俺たちが生きていたことを。
銃乱射事件の実行犯が裁判で、「世界に自分を知ってもらいたかったから」と語ることにも共通する。
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第5位 境界の彼方
鳥居なごむによるライトノベルが原作。
ある日、半妖夢で不死身の身体を持つ少年神原秋人は、今にも校舎の屋上から飛び降りそうな少女栗山未来を見つけ、助けようとする。
しかし、彼女は妖夢を討伐して生計を立てる異界士であった。
京アニ作画が魅せるバトルシーンに目が行きがちだが、心に刺さる名言も多く見つかる同作。
熟してると腐ってるの境界線ってどこなんやろうなあ
新堂彩華は、和菓子店を営む着物姿の異界士。
このセリフになる「熟すと腐る」以外にも、作中には様々な境界があいまいなものが登場。
「生と死」「正常と異常」「正義と悪」
圧倒的な作画力と哲学的な要素を楽しめる京アニ作品をどうぞ。
第4位 甲鉄城のカバネリ
ノイタミナ枠で放送された、WIT STUDIO制作のバトルファンタジー。
『進撃の巨人』作画班が担当しているだけあって、バトルシーンやカバネリの異界さは相当!
世界に復讐を果たし、新世界を作ろうとする美馬。
無軽快な無名を騙し、駅内にカバネリをなだれ込ませる悪役。
彼が目指すのは、「臆病者が死に絶え、力ある者だけが生き残る世界」。
そうように志すのは、「幼少期に置き去りにされた過去があるから」という過去を持つという設定も、考えさせられるものがある。
犯罪者の大半が、幼少期にDVやいじめの被害者であることとダブり、単なるファンタジー作品とは言えない。
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第3位 DRIFTERS
『HELLSING』を生み出した平野耕太原作のダークファンタジー。
古今東西の英雄たちが異世界に集結するだけあって、血で血を洗う争いが繰り広げられる。
直接的なグロ描写も多い同作。
上は、エルフ族を虐げてきた為政者の頭を鞘でグチャグチャにするシーン。
首が吹っ飛ぶのはあたり前の世界観の中でも、戦国の世の無慈悲さを描く象徴的な場面。
この後に、エルフ族たちに自らの手でとどめを刺すように剣を渡すのも”ドリフターズらしさ”たっぷり。
第2位 ドロヘドロ
2000年の連載開始から18年にわたって愛され続けた林田球の名作「ドロヘドロ」!
あまりにショッキングでカオスな内容ゆえ、映像化不可能と思われていた衝撃作。
ダークでカオスな雰囲気が満ちる同作。OPから独特な世界観が全開。
目が逝っちゃってる二階堂が、楽しそうにみじん切りするシーン。
作中で餃子が頻繁に登場するのは、餃子特有の調理工程と強い匂いにあり、それらの特徴が『ドロヘドロ』という作品に重なるからではないだろうかと考察。
血まみれ・不衛生な世界観なのに、無性に餃子が食べたくなる不思議。
ぜひ、腹をすかせた深夜に見ていただきたい一作!
第1位 エルフェンリート
「グロアニメ史上屈指の最高傑作」とも言われる不朽の名作。
日本での認知は決して高くないが、圧倒的なビジュアルのインパクトと緻密な心理描写から海外からの評価が高い作品。
1話から「これでもか!」と言うほど、スプラッターシーンを見せつけてくる。
タイトルとメインビジュアルからエロを期待して見始めた人は、このシーンでポキリと折られるに違いない。
グロ耐性がないと見進めることができないので注意が必要。
だが、ただのグロいだけでは終わらないのが、海外ファンからも高い評価を受けている理由。
「グロいけど心に残る哲学的」な名作を、是非!