【2023冬アニメ】期待値をレーダーチャートで可視化してみた
2023年が始まった。それは、2023年冬クールが始まることを意味する。
2022年放送のアニメの総括としては、パッとしなかった。春や夏はちらほら名作と呼べそうなものがあったが、秋はほぼ収穫ゼロ。人気作の劇場版に持っていかれた感じのする年末だったように思う。今年は良い作品と出会える一年であってほしいと思う。
去年は、「全作品第1話は必ず見る」スタイルを取っていたが、年初は忙しくなりそうなので第1話が始まる前に足切りをしておこうと思う。以下の5つの項目を5点満点評価する。
- 顔触れ(スタッフ・キャスト)
- 世間の期待(Google検索ボリューム)
- PV
- 公式サイト
- 好み(ジャンルの好み)
合計25点の内、5つのランクに分け足切りを図る。
- A:名作の予感
- B:期待大
- C:一応見る
- D:たぶん見ない
- E:よっぽどのことがないと見ない
約3時間かけて精査した結果を、期待値の低い作品群から紹介(第2シーズン以降のものは除く)。
E:よっぽどのことがないと見ない(10点以下)
- 「FLAGLIA」~なつやすみの物語~
- 解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ
- 冰剣の魔術師が世界を統べる
- UniteUp!
- 齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
- シュガーアップル・フェアリーテイル
- 人間不信の冒険者たちが世界を救うようです
- 異世界のんびり農家
- 転生王女と天才令嬢の魔法革命
- ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん
- テクノロイド オーバーマインド
- ノケモノたちの夜
- 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
並べてみるとよく分かるように、「なろう系」タイトルがずらり。今期も全部で30タイトルほどが、小説サイト発の作品が放送される。「小説発=面白くない」と決め込みたくないが、大量生産型の作品が増殖し続ける現状に嫌気がさす。
D:たぶん見ない(11~14点)
- 犬になったら好きな人に拾われた。
-
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
- D4DJ All Mix
- あやかしトライアングル
- 英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~
- HIGH CARD
- 便利屋斎藤さん、異世界に行く
- アルスの巨獣
- 伊藤潤二『マニアック』
- The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War
- トモちゃんは女の子!
- とんでもスキルで異世界放浪メシ
- BASTARD!!―暗黒の破壊神―
- お兄ちゃんはおしまい!
- 最強陰陽師の異世界転生記
- もののがたり
こちらもEランクと似たようなメンツ。タイトルに「異世界」と入っているものは期待値が低い傾向がハッキリと分かる。
C:一応見る(15~18点)
- 久保さんは僕を許さない
- 氷属性男子とクールな同僚女子
- REVENGER
- もういっぽん!
- コタローは1人暮らし
- Buddy Daddies
- 僕とロボコ
- 火狩りの王
- LUPIN ZERO
「一応見る」ぐらいだから、「好み」もそれなりに高め。中には、全然好みじゃないけど世間の注目度が高いものやスタッフキャストの名前が豪華な作品もある。偶然だろうが、ルパンの幼少期を描いた『LUPIN ZERO』や『コタローは1人暮らし』、『僕とロボコ』など子供を主人公にした作品が多い。
B:期待大(19~22点)
- スパイ教室
- TRIGUN STAMPEDE
- NieR:Automata Ver1.1a
- 大雪海のカイナ
期待の2023冬アニメを聞かれたら、上の4作を答えようと思う。いずれの作品も、Googleでの検索結果が200万を超える。特に、『スパイ教室』はアニメと絡めた検索で600万件を超えるサイトがヒット。原作はファンタジア大賞を受賞したライトノベル。雨宮天や東山奈央、悠木碧などの人気若手声優がメインを固め、声オタも注目の1作。残り3作は、ややダークな雰囲気漂う。特に、ポリゴン・ピクチュアズ制作の『大雪海のカイナ』への期待は高い。細谷佳正や高橋李依の主役級も然ることながら、杉田智和や檜山修之、堀内賢雄などの実力派が脇を固める。正直、初めて耳にした制作会社だが、NUTが『幼女戦記』で見せてくれたような鮮烈なデビューを期待したい。
A:名作の予感(23点以上)
該当なし
残念ながら、1話を見る前に名作を期待させる作品はなかった。まあ、このランクは年に1,2本あればいいくらいなので2023冬は大人しいスタートと考えるのがいいだろう。