スタンピードとは?アニメと絡めてわかりやすく紹介
『コードギアス 反逆のルルーシュ』を見ていて、気になるセリフがあった。
日本人ってやつはスタンピードに弱いからな
「スタンピードに弱い」
聞いたことありそうでない言い回し。
「スタンピード」って何だっけ?
あの大人気ジャンプ作品の劇場版にあった気もするな、、、
今回は、「スタンピード」をアニメに絡めて理解したいと思う。
スタンピードとは
まずは、辞書的な定義から。
大挙して逃げ出したり押し寄せたりする、群衆などの突発的な行動。パニック状態。
出典:
これはビジュアルでとらえた方が、分かりやすいかもしれない。
この動画にあるような「捕食者から大群で逃げる被捕食者」がスタンピード。
いやー、実に迫力がありますな。
「大挙する」主体は、野生動物に限らない。
新年の風物詩である、兵庫県の西宮神社で行われる「福男レース」。
2023年の元旦には久しぶりの開催されることが決まっており、血気盛んな漢たちによる「スタンピード」を3年ぶりに見ることができる。
アニメ×スタンピード
スタンピードと聞くと、アニメ好きの多くはこちらの作品を真っ先に思い浮かべるに違いない。
2019年に公開されたワンピース劇場版第14作。
テレビアニメ放送20周年を記念した作品で、最悪の世代・海軍・七武海など、超豪華なメンツが揃う。
キャッチコピーは、「熱狂の渦へ向かえ」「時代の覇権を巡る熱狂、開幕。」「立ち上がれ、全勢力。」の3つで、いずれも「スタンピード」的な雰囲気をまとう。
ここでは、この作品にある「スタンピード」的要素を紹介する。
囚人による「殺し合い」
本編は、黒ひげによるセリフから始まる。
この閉ざされた檻の中で一生を終える夢なき囚人ども。どうせ死を待つだけの余生。どうだお前ら?この檻ん中で殺し合いをしてみねえか?
囚人たちは、シャバに出られる機会を手にするため殺し合いを始める。
ここで、チラッと言及されるのが今回のラスボス。
詳しくは、後ほど説明する。
海賊による「海賊万博」
新世界にある「デルタ島」には最悪の世代を初めとする海賊たちが集結。
彼らのお目当ては、ゴールドロジャーが遺した宝。
突き上げる海流の後に出現したのは、、巨大なシャボンに包まれた島。
この島に置かれている財宝をめぐって、海賊たちによる大乱闘スタート。
キッドやボニー、ベッジなど「最悪の世代」の戦闘シーンがてんこ盛り。
さすがは20周年記念作品。
序盤だけでも、見どころ十分。
海軍による「海賊狩り」
海賊がいるところに海軍あり。
集結した海賊を捕えようと、海軍からも豪華なメンツが集結。
まるで頂上戦争を思わせる、贅沢なマッチアップが実現する。
藤虎VSゾロ
パシフィスタVSフランキー
スモーカーVSサンジ
スモーカーVSサボ
七武海も出動。
ミホーク
ハンコック
個人的には、「ゾロVS藤虎→ミホーク」の流れがヤバかった。
また、メラメラの実を持ったサボが登場させたのも、頂上決戦ぽさを演出したかったのでは?と深読みしたくなる。
バレッドによる「ガシャガシャの実」
本作のラスボス。
元はロジャー海賊団のクルーで、国家戦力級の力を誇る。
過去の経験から己の力のみを信じており、最強を追求する一匹狼。
「ガシャガシャの実」の能力者で、触れた無機物を合体させ変形させることができる「合体人間」。
武器だけでなく、瓦礫や岩石などを合体させ、最終的には島の半分近くまで拡大。
合体の過程や彼の打撃が、大挙して襲ってくる感じが「スタンピード」ぽい。
あらゆるものを寄せ集める敵。
どこかで見たことあると思ったら、細田守作品にいたコイツ。
ルフィとバレッドによる「殴り合い」
ローの作戦通り、バレッドの解体に成功。
最後は、お決まりのステゴロでの決着。
ルフィーが繰り出す「キングコングガトリング」。
バレッドが繰り出す「デー・エクステ・ストライク」。
結局、超シンプルな拳の「スタンピード」で締めくくる。
要は、スタンピードって?
最後に、今回の学びをおさらい。
- スタンピードとは、「人や動物が大挙すること」
- ルルーシュの言葉「日本人ってやつはスタンピードに弱いからな」には、「日本人は、右向け右で動く人種」のような意味が込められている?
- 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』は、キャラ、技、能力の3点で「スタンピード」を見られる。