ノイタミナ枠『つり球』感想や評価!江の島を舞台に繰り広げられる壮大な青春アニメ
鬼顔の主人公、謎の宇宙人、謎の釣り設定、等々
慣れるまで時間がかかりますが、回を重ねるごとにハマる釣り青春アニメ
作品情報
制作会社 | |
監督 | |
キャスト | |
ジャンル | 青春・SF |
ストーリー
個人的ベスト
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キャラ 船長
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エピソード 第6話「Horrified Splash」
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シーン マグロを4人で釣り上げたシーン
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セリフ 「生きてるだけで儲けもの」(第11話・船長)
個人的な感想
我々の仕事は、魚を与えるのではなく、魚の釣り方をを教えること
前職のコンサル会社で、数百回と書いたセリフ。
ハイハイと聞き流していたが、ある時ビジネスを釣りに例えると分かりやすいことに気づいた。
実際、ビジネスを語る上で釣りに関する言葉が多く使われている。
ブルーオーシャン、潮目、大物、入れ食い、等々
この作品にはビジネス要素は全くない。
だが、主要キャラであるアキラの釣りの極意についてのセリフが、まさにビジネスの本質を表しているように感じる。
想像、集中、我慢
それぞれの言葉をビジネスシーンに当てはめてみると、
- 想像→売り手の想定
- 集中→リソースの集中投下
- 我慢→ランニング(事業継続)
経営者の趣味は、ゴルフと釣りに二分するというのがコンサルをしていた時に感じた印象。
実際、前職のクライアントである社長は6割がゴルフ、3割が釣り、1割が両方やるという感じだった。
これは推論だが、それぞれを選ぶ理由
- ゴルフ→人脈作り
- 釣り→ビジネスの内省
釣りに関する技術的なディテールを描いてるのは、この作品の特徴。
全くの釣りに関する知識がないため、その描写がどのレベルのものかは分からないが、魚との心理戦についてもしっかりと描いているところから作り手もかなりの釣り好きだと見る。
調べてみると、この作品は原作のないオリジナルアニメ。
監督は、中村健治さん。
モノノ怪やCなど、多くのオリジナル作品を手がける。
お金をテーマにしたCは、まさにビジネス要素が詰まった作品。
金融街という裏世界、資産の規模で勝敗が決まるディール。
これは深読みだが、彼の経歴「数々の会社でのサラリーマン時代」に得たビジネス的な素養が作品の至る所に投影されている。
つり球において、それが見られるのが先に挙げたセリフ。
こんな風に作り手の経歴から、その人の描きがちなテーマやメッセージを汲み取ると、プラスの楽しみ方ができるのではないかと思う。
※つり球は、決してビジネスチックなお堅いお話ではありません。
男子高生たちの爽やかな釣りと青春の物語です。
世間の評価
3.9/5(55) | |
あにこれ | 3.7/5(987) |
位/1784位 |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
ストーリー | ★★★★ |
作画 | ★★★ |
キャラ | ★★★ |
声優 | ★★★ |
第1話 | ★★ |
最終回 |
★★★★ |