無職と1クールアニメ

「明日休みならアニメみよう」をコンセプトに1クール完結アニメを紹介。ネタバレはありません。

日本のアニメは輸入用!?「海外ウケを狙った1クールアニメ」5選

「日本人による、日本人のための、日本アニメ」

これは、過去のものになりつつある。

今や、スマホでアニメを見る時代。

相変わらずテレビアニメはたくさんの新作が出ているが、NetflixやPrimeVidoなどのWEBアニメの増加はそれ以上。

 

海外のサブスクで独占配信されるアニメは、外国人をメインターゲットとしている。

そうなると、「日本の制作会社が作ったアニメなんだけど、外国人ウケを狙ってる」作品も増えていく。

 

そこで今回は、Netflixで独占配信されている「海外ウケを狙った1クールアニメ」を5本紹介。

日本人を置き去りにしている1クールアニメ

エデン

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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』や『灼熱の卓球娘』を手掛けた入江監督初の3DCGアニメ。

アニメーション制作を手がけたCGCGは台湾のスタジオ。

全四話構成という特異なスタイルを取る。

 

一言でいうと、「見たことあるよ」。

  • ロボットしかいない世界で一人の人間が発見される
  • 人間を排除しようとする地球保護過激派
  • 何やかやで人間とロボットが共存するエンディング

4話という短さはあるとは言え、ご都合主義的が散見される。

ショートなSFファンタジーを観たいなら、こちらの作品をおすすめしたい。

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終末のワルキューレ

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梅村真也・原作をアニメ化。

神々による人類滅亡の決議に待ったをかけた戦乙女が、人類史上最強の英傑たちを選出して戦いを挑む様を描いたバトル作品。

OPテーマは、マキシマム ザ ホルモンが手掛ける。

 

肝心のバトルシーンが少なすぎる、、、

ほとんどが、解説と登場人物の背景描写に時間が割かれており、バトルシーンは全体の3割程度。

理由は、欧米人への配慮。

日本人にはお馴染みの佐々木小次郎呂布は、欧米人にとって「誰?」な存在。

「長ったらしい説明なんていらないから、バトルシーン見せて」と、日本のアニメファンは不満に感じるだろう。

2023年に、第2期がNetflixにて独占配信される予定。

次クールでも、初登場キャラ同士の戦いになるため、1期と同じようにフラストレーションを溜めることになりそうだ。

デビルマン crybaby

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永井豪の画業50周年を記念して、『ピンポン』や『映像研には手を出すな!』の湯浅監督によって制作された。

あらすじは原作に忠実だが、海外向けに作ったことが伺える要素は多くみられる。

例えば、不要なBL設定。

1/5配信開始!『DEVILMAN crybaby』が傑作になる7つの予感【3話までのネタバレ有り】 | ciatr[シアター]

主役の2人(不動明飛鳥了)の間には、BL臭がプンプンと香る。

「ここ触れる意味ある?」とツッコミを入れたくなるシーンが満載。

これは、2次元で同性愛を見たいという海外ニーズによるもの。

しかし、この不用意なBL設定が「原作至上主義者」がお怒りになる最大の要因でもあり、日本を代表する作品が「染められた」ことを嘆く日本のファンは多いはず。

湯浅監督のおすすめ作品

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YASUKE -ヤスケ-

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アメリカ人プロデューサーLeSean Thomasによって企画され、制作はMAPPAが担当。

舞台は、魔法と高度な技術で再考された16世紀の封建時代の日本。

ヤスケというアフリカ人男性は、南蛮貿易中にイエズス会の宣教師に奉仕することから、織田信長卿に仕える戦士および家臣になった。

 

この作品については、「日本人も外国人も誰も楽しめない駄作」と言わざるを得ない。

全ては、「ぶっこみすぎ」が原因。

日本文化からは侍、忍者はもちろん、陰陽師

海外からはミュータント、狼女、呪術師と、手の付けられないカオスっぷり。

「具材が多ければ、美味しくなる?」

いや、そんなことないよ。

LOST SONG

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LIDENFILMS・ドワンゴ共同制作によるテレビアニメ。

Netflixではテレビ放送より1週間先行して配信された。

ある村に、祖父、姉、弟と暮らすリンという少女がいた。

歌を歌うことで傷を治せる不思議な力の持ち主のリンは歌が好きで、いつか王都に行って楽団に入るという夢を持っている。

  • イントロが長い
  • チープな設定
  • 説明不足

「全話一気見」スタイルのNetflixだからこそ、イントロが長いという特徴。

テレビで追っていた人にとっては、スローテンポな序盤に我慢ならない。

また、「歌=魔法」という、複雑なファンタジー作品を見慣れた日本のアニメファンには、幼稚に思える設定も気になる。

伏線についても、

  • 「ポニーがゴルト王女?」を感じさせる描写
  • 下から上にあがる砂時計の正体は?
  • 終滅の歌を奏でる前のフィーニス周りの描写は?

などなど。

解き明かされないままの謎や説明不足と思える要素が多い。

これは、単なるシナリオの問題であるが、整合性を求める日本のファンには不満に感じる出来だった。

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