無職と1クールアニメ

「明日休みならアニメみよう」をコンセプトに1クール完結アニメを紹介。ネタバレはありません。

過去20年の人気作を分析!主人公の型からアニメトレンドを考察!

『感情から読む脚本術』(著:カール・イグレシアス)では、主人公には4つの型があると書かれている。

  • 英雄・・・・読者に対して優位に立ち、読者に尊敬の念を抱かせる。
  • 普通の人・・読者と対等の関係を持つ。読者はこの方の主役に自分を映し見るので、共感が発生する。
  • 負け犬・・・読者に対して下位に立つ。ヒーローらしからぬヒーローであり、運が悪い。
  • 罪深き者・・愛称:アンチヒーロー。行ってはいけない方向に曲がり、行ってはいけない道を選ぶキャラクター。

これらの型を、アニメに当てはめてみるとこんな感じ。

「英雄」型

少年漫画の王道を行くキャラクターがずらり。

最終的に作中最強となるケースが多い。

だが、人気投票では1位になれない運命を負った悲しき英雄たち、、、

「普通の人」型

能力的に凡人な主人公。

凡人ながら立ち向かいながら、才能を開花していく系の作品が並ぶ。

「負け犬」型

体力的に劣っている系の主人公。

まあ1人能力は最強なんだけど、社会的に負けてる系のおじさまが紛れているが、、、

アンチヒーロー」型

数としては、最も少ない。

最近のアニメでは、あまり見なくなった気もするが、、、

過去20年の人気作を分析

今回は、2001~2021年の人気アニメ作品の主人公を分析。

(省エネのため、5年間隔での人気作品をピックアップ。反響によって1年刻み&長期間の調査も検討。)

みんなのランキングにおける順位を参考にした。

例えば、2001年の上位10作品はこちら。

みんなのランキング

それぞれの作品の主人公を4つの型(英雄、凡人、負け犬、アンチヒーロー)に分類する。

ヒカルの碁』の主人公・進藤ヒカルは、ごく普通の少年だから「凡人」。

スクライド』の主人公・カズマは、自信家で信念の強いヒーロータイプだから「英雄」。

テニスの王子様』の主人公・越前リョーマは、、、

みたいな感じで、振り分けた結果がこちら。

 

2001

2006 2011 2016 2021
1位 凡人 英雄 凡人 凡人 凡人
2位 英雄 アンチ 凡人 凡人 凡人
3位 英雄

凡人

負け犬 凡人 凡人
4位 英雄 凡人 英雄 英雄 負け犬
5位 英雄 アンチ 凡人 凡人 凡人
6位 負け犬 アンチ 負け犬 凡人 凡人
7位 英雄 凡人 英雄 凡人 英雄
8位 英雄 凡人 凡人 凡人 凡人
9位 英雄 負け犬 英雄 凡人 英雄
10位 英雄 英雄 凡人 英雄 凡人

全体として、「英雄→凡人」の流れが見られる。

20年前の人気作品は、ほとんどが「英雄型」。

だが、2006以降は「凡人型」が大半を占める。

アンチヒーロー系が2011年以降一件も確認できていないのは、興味深い。

特に、2006年は「アンチヒーロー型」主人公が3件も。

コードギアス』、『DEATH NOTE』、『BLACK LAGOON』、いずれもアニメ史を代表する作品が揃う。

 

5年間隔ではあるが、この20年間はざっくり「英雄→アンチヒーロー→凡人」というトレンドがあると考えられる。

2022年の人気作を分析

続いて、直近2022年放送の人気上位10作品を分析。

「2022春人気上位10作品」

2022夏人気上位10作品

2022秋人気上位10作品
 
1位 英雄 凡人 負け犬
2位 英雄 英雄 英雄
3位 英雄 英雄 英雄
4位 英雄 負け犬 負け犬
5位 英雄 英雄 凡人
6位 負け犬 英雄 凡人
7位 負け犬 英雄 凡人
8位 負け犬 凡人 凡人
9位 負け犬 英雄 英雄
10位 凡人 凡人 英雄

最新年放送の人気作は、「英雄型」と「負け犬型」が目立つ。

特に、2022年春クールは綺麗に2分している。

これは、「異世界転生モノ」の流行によるものと考えられる。

同ジャンルの主人公は、主に2種類。

1つは、最強の能力を持った、いわゆる「俺TUEEE」系。

もう1つは、どうしようもない「ニート」系。

また、20年前の「英雄型」主人公人気が戻りつつあるようにも映る。

主人公から社会情勢を把握する

5年間隔ではあるが、主人公に焦点を合わせるとこの20年のトレンドがチラッと見えた気がする。

主人公は、最も感情移入できるキャラ。

その主人公のトレンドを分析することで、世の中の人たちが何を求めているのかを知るきっかけにはなるかもしれない。

 

あくまで主観だが、主人公と社会情勢の相関関係。

  • 「英雄型」主人公が人気・・・・・・・不景気や社会情勢の不安が高まる
  • 「凡人型」主人公が人気・・・・・・・社会がやや過熱気味
  • 「負け犬型」主人公が人気・・・・・・格差がより顕著になる
  • アンチヒーロー型」主人公が人気・・居心地の悪さを感じている

2022年以降はコロナが明け経済活動が戻ることで、「凡人型」「負け犬型」「アンチヒーロー型」の3種を求める声が高まると予想。

参照サイト

https://ranking.net/m-rankings/2001-animes

https://ranking.net/m-rankings/2006-animes

https://ranking.net/m-rankings/2011-animes

https://ranking.net/m-rankings/2016-animes

https://ranking.net/m-rankings/2021-animes

https://ranking.net/rankings/best-2022-spring-animes2

https://ranking.net/rankings/best-2022-summer-animes2 

https://ranking.net/rankings/best-2022-autumn-animes2

www.amazon.co.jp