アニメのあるある、リアルのなしなし10個集めてみた。
「事実は小説よりも奇なり」
なんて諺がある。
だが、毎日アニメを見ている自分に言わせれば「2次元の方が奇なり」だ。
今回は、アニメではお決まりだけど、リアルではお目にかかれない事象をピックアップ。
立ち止まって考えたら「2次元だけではないぞ?」なものもあるので、検証しながら見てもらえると幸いです。
なお、現実的に起こり得るものに限定してます。
超能力とか魔法とか、言い出したらキリがないので。
バナナの皮で一回転
コメディ作品で必ずと言っていいほど登場する、お決まりのバナナの皮を踏んで宙返りする演出。
最近のシュール系ギャグ作品でも見られるので、分かりやすいのかな。
現実での報告は、ほぼ皆無。
それもそのはず。
これを実現するにはいくつもの前提条件をクリアする必要がある。
- バナナの皮が人通りのある道に落ちている
- 皮を外側に立った状態になっている
- 通り行く人がバナナの皮に気づかない
- 踏みつける人は時速10キロ以上(概算)で移動をしている
- 滑りやすい道路状況になっている
少なく見積もっても、こんな感じ。
道路はだいたい灰色なので、日中バナナに気づかないケースはほぼ皆無。
ましてや、転んだ後に頭にバナナの皮が乗るなんて、チャレンジ企画の域。
サイレンサーをつければほぼ無音
『ゴルゴ13』や『名探偵コナン』など、スナイパーご用達のサイレンサー。
アニメでは「シュッ」ぐらいで、雑音に紛れる静穏設計に思えるが。
こちらのサイトに、分かりやすい比較表がある。
一部抜粋したいものが、こちら。
音源 |
音圧レベル (単位:デシベル) |
サプレッサー付ライフル (.308win) |
146 |
サプレッサー付ピストル (9x19mm亜音速弾) |
129~134 |
サプレッサー付.22LRピストル |
116 |
サプレッサー付.22LRライフル |
113 |
爆竹 |
110~120 |
救急車のサイレン |
90~120 |
掃除機(平均) |
65 |
人の会話 |
60 |
これからも分かるように、
普通にうるせえ
かなり離れた距離からも救急車の音に気付くように、100メートルぐらいだったら普通に気づくレベル。
アニメや映画を参考に犯罪計画を練ると、思わぬ誤算を招くだろう。
学校を牛耳る生徒会
2次元に存在する生徒会は、絶対権力の象徴。
教師たち大人も頭が上がらない場合もあり、もはやコメディ。
経験談より。
全校生徒900人ぐらいの公立高校で、半年間生徒会長になった(嫌々)。
結論から言うと、生徒会長になってから肩身が狭くなった。
自分のパーソナリティもあるだろうが、同級生からは「会長のお通りだ」「会長、今日は学校平和ですか?」などとイジられるようになった。
会長に対してそんな感じだから、生徒会全体が畏怖されるわけもなく、、、
一応進学校だったが、思春期の少年少女たちからすれば「お高く止まった偉い子ちゃんたち」と見られるのが実情。
タイムスリップできたら、全力でお断りするね。
地味メンに群がる美少女たち
いわゆる「学園ハーレム」ものではお馴染みの光景。
アニメ好きの少年に夢を持たせたいのか、それとも青年男子に理想の青春を疑似体験させたいのか。
そんなモテる男子などいないというのが1点。
もしそんな奴がいても、女性心理からあり得ないというのが1点。
思春期の女子が最も大切にするのは、「浮かない」こと。
もし、1人の男子に3人以上で囲んだりすると「はしたない」「尻軽軍団の1人」とレッテルを張られるリスクがある。
男子1対女子2というのはあり得る。
これは、女性的な感性を持った男子が、気の合う女子2人とつるむというケース。
しかし、3人以上となると途端に性的な匂いが発生する。
厳密に、ハーレムは何対何以上を指すのかは知らないが、1対3がミニマムの比率。
近くの席の4人でくっついて給食を食べるシステムでは、1対3は日常的に起こり得る。
1が女子だったら問題にされないが、女子に囲まれれる男子という構図になった途端、性的な問題として認識される。
これは、「ハーレムもの」が「逆ハーレムもの」に比べて数が多いことによる。
アニメや漫画によって作り出されたイデオロギーの一例だと言えるだろう。
湧いて出てくる転校生
学園を舞台にした作品では、ほぼほぼ転校生が登場する。
そして、彼らの立ち位置は2つに1つ。
主人公か相方キャラか。
全国にある小学校数は、約2万校。
対する小学生の人口は、約600万人。
全クラスに転校生がいると仮定して、必要な転校生の総数。
1学年1クラスで仮定すると、毎年12万人。
1学年2クラスで仮定すると、毎年24万人。
1学年3クラスで仮定すると、毎年36万人。
つまり、それぞれ50人に1人、25人に1人、12人に1人が転校生という計算に。
実際、全国平均各学年2クラスはあるだろうから、25人に1人が転校生。
うーん、微妙。
いなさそうでもあるし、いそうでもあるし。
こうやって計算してみると、それほどフィクションでもないことに気づけるね。
まあ、1クラスに2人以上が転校してくるなんてことは、ほぼ現実的ではないだろうけど。
曲がり角で運命の人とゴッツンコ
「ぶつかった相手は、初日の転校生で、最初はお互い因縁の相手だと思っていて、でもなんだかんだありながらも運命の人だと思うようになって、、、、」
みたいなお決まりの展開。
まあ、ないね。
仮に、曲がり角で誰かとぶつかることがあっても、それが同世代の異性である確率は紙のように、世界のOKAMOTO以上に薄い。
ただ、最近では交差点にミラーが設置されている。
偶然を装ってタイミングよく、、、なんて悪いこと考えたらあきまへん。
食パンを加えた学生
コメディタッチの作品で、よく見る「食べながら登校」。
トーストは定番で、エッジの利いた作品ではラーメンを強者も。
当然ながら、未だかつて見たことがない。
もし見かけたら、是非ともお友達になりたい。
そして、その子の親に「素晴らしい食育です」と伝えたい。
まあ、ほとんどの日本の親は、食育よりもを世間体を優先するだろうけど。
谷間に吸い込まれる顔面
敢えて「母親の谷間に吸い込まれるジャイアン」を選びました。
このサイトは、エロ目的ではないことを表明したいので。
調べればたくさん出てくるので、ご自分でどうぞ。
青少年向けの作品ではお決まりの展開だが、お互いの協力がないと実現できない。
まず、顔をうずめるだけのバストがある人がどれだけいるか。
あとは、先ほどの「曲がり角からのボーイ・ミツ・ガール」同様、天文学的確率に賭けることになる。
現実ではあり得ないからこそ、2次元で描く意義がある。
そのような明確なポジション取りが大切だろう。
すぐさま発生するタンコブ
幼児向けアニメでよく目にする「たんこぶ」。
特徴は、ポカっと来た直後に目玉大のタンコブが出現する点。
まず、よく見られる頭の上からキノコのように出てくることはない。
なぜなら、髪の毛で隠れるから。
スキンヘッドの人なら、なめこ大のものは出来るかもしれないが。
しかし、「衝撃を受けてすぐ」ということはない。
筋肉痛ほどではないが、腫れだすには時間がかかる。
痛いと分かっているけど、ついついギューッと押してしまう。
万人向けのあるあるであることを願って告白してるんだけど、単なる歪んだ性癖か?
妖艶な保健の先生
ドラマほどではないが、保健の先生と言えば「妖艶な女性」が定着している。
果たして、現在(2022年秋)放送の『うる星やつら』では、サクラ先生は登場するのだろうか。
保健の先生は、正式には「養護教諭」と呼ばれる。
主な仕事は、児童・生徒の健康管理や保健指導。
また、児童・生徒の精神面でのカウンセラー的な役割を果たす。
養護教諭も教師の一種なので、基本的に他の科目の教師と同様の採用基準。
当然ながら、顔やスタイルなどを基準に採用されるかは決まらない。
まあ今の時代、誘惑的な外見をしていれば即PTA案件。
「白衣姿は子供に良からぬ想像をさせます」とか言ってくるヤバい親もいるんだろうな。
自分が教師なら、「その旺盛な想像力は、どこで培われたんですか?」と尋ねたい。