「百合=キモい」な僕が、見入ってしまった百合アニメ5作品
タイトルにも書きましたが、僕は百合が嫌いです。
理由は、主に以下の通り。
- 作り手の思惑通りに見たくない
- アニメを性欲解放の道具として見たくない
- そもそも、百合って言葉に抵抗を覚える
そんな僕でも、面白いなと感じた5作品を紹介します。
なお、百合モノと言っても幅が広いので、ガチ百合・ソフト百合・匂わせ百合の3種に分けます。
それぞれの定義は、以下の通り。
- ガチ百合・・・直接的な性描写がある
- ソフト百合・・・ソフトタッチがある
- 匂わせ百合・・・「友達以上・・・」の雰囲気を演出する
イメージはこんな感じ。
※具体的な画像・動画を含みますので耐性のない方は閲覧を控えせてください。
ガチ百合
ソフト百合
匂わせ百合
百合要素を含む1クールアニメ一覧(五十音順)
- あさがおと加瀬さん。
- 安達としまむら
- ガールズ&パンツァー
- きんいろモザイク
- 桜Trick
- クズの本懐
- このはな綺譚
- 少女終末旅行
- ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
- となりの吸血鬼さん
- 捏造トラップ-NTR-
- ハッピーシュガーライフ
- やがて君になる
- ユリ熊嵐
百合嫌いが選ぶおすすめの1クールアニメ
ガチ百合
高校生の歪んだ恋愛模様を描く。
第1話から濃厚なキスシーンを見せつけるなど、直接的な性描写が満載の作品。
タイトル通り、クズなキャラクターが見どころ。
好きなシーン
作中屈指のクズキャラと言えば、皆川茜。
だってあなたがいけないのよ 私 鐘井先生のことなんて全然タイプじゃないもの
早くみたいな 『搾取されるあなた』の顔
他人から向けられる好意ほど…気持ちいモノなんて…ないのに
など、数々の名言を残す音楽教師。
特に、彼女の正体が明らかになる第4話は必見。
主人公クズっぷりが霞んでしまうほど、成熟した痴女ぷりが見れる。
【今なら31日間無料】『クズの本懐』観るなら<U-NEXT>
ソフト百合
思春期を生きる2人の女子高生の日常を描いた作品。
文学的なセリフ回しと繊細な心理描写に魅力を感じ、初めて百合も良いなと思えた想い出深い一作。
好きなシーン
しまむらが他の女子といることで嫉妬する安達。
性別は違えど、仲良しが他の誰かと楽しそうにしているとメラっとくる思春期特有の気持ちを思い出す。
こうした身体的な接触ではなく、繊細な内面を丁寧に描かれているので、百合嫌いな人でも楽しめる一作。
【今なら31日間無料】『安達としまむら』観るなら<U-NEXT>
女子高生・松坂さとうと少女・神戸しおの「生活」と「家族の絆」、そしてその周囲を取り巻く環境を描いた作品。
愛する者のためなら何でもするという、いわゆる「ヤンデレ少女」を主人公にしている。
好きなシーン
第5話より。
自分のことを詮索してくる後輩に対する強烈な”アメとムチ”。
なお、画像はムチシーン。
生まれたまんま、何も頑張らなくていいの。一生大きくならなくていい。賢くならなくても、ダメなままでいいんだよ?私だけは、すーちゃんを愛してあげる…
でもね、すーちゃん。二度と私のこと探るのやめてね?
これほどまでに短時間で、しかも二次元で人間の正反対の顔を観させられたのは、これが初めて。
映像もさることながら、声だけでしっかりと狂気さを演じる花澤香菜さんの演技力に畏怖。
【今なら31日間無料】『ハッピーシュガーライフ』観るなら<U-NEXT>
匂わせ百合
2010年放送のオリジナルアニメ。
戦争で後退した文明で生きる5人編成の小隊の日常を描いたSFファンタジー。
好きなシーン
第2話より。
お化け出現疑惑を晴らすべく、下っ端2人が基地内の調査に向かうシーン。
「お化けなんているわけない!」と言いながらも、上官命令として2人を向かわせるリオの乙女ぽさが魅力的。
また、調査に出かけたクレハも、後輩のカナタを先に歩かせるなど女の子だけの組織に流れるゆる~い魅力が詰まった1話。
【初回31日間無料】『ソラノヲト』観るなら<dアニメストア>
文明が崩壊した終末世界を旅する少女2人の、どこかほのぼのとした日常を描く。
性格が対照的なユーリとチトの何気ない会話に癒され、時にドキリとさせられる。
好きなシーン
5つ残っていた食糧の1つをユーリが奪ったことをきっかけに殺し合いがスタート。
緩やかで脱力感が流れる本作の中で、たまにゾッとさせる会話・やり取りが起こる。
「なぜ、争いは起こるのか」「なぜ、戦争はなくならないのか」という普遍的なテーマについて考えさせられる本作の見どころが詰まった印象的なシーン。
【今なら31日間無料】『少女終末旅行』観るなら<U-NEXT>
食わず嫌いだったんだと思う
今回おすすめの5作品を紹介しましたが、今でも僕は百合が嫌いです。
でも以前のような、「百合=低俗」という偏見はなくなりました。
というか、百合好きからすれば女性メインのほとんどが「百合モノ」になるし、嫌いな人からすれば「少しでも女子がイチャつく=百合モノ」となる。
つまり、作品についているカテゴリーとかレッテルとかに、あんまり意味はないってことです。
事前情報を入れると、せっかく面白いものをこぼしてしまうから、ちょっと疎いぐらいがいいのかもしれませんね。